前回、再手術により左目のICLのレンズの角度調整を行いました。
術後は良好で左目がダブって見えていたのも改善されていました。
しかし、術後から数日、手術の傷跡の痛みも和らいできていたところで異変を感じます、、
うっすらとダブって見える、、
気のせいかな、、と様子を見ますが明らかにダブってきています。
術前に比べるとマシな気はしますが、マシなだけでダブって見えています。
3個に見えていたのが2個に減ったくらいの状態です。
不安を抱えながら1週間検診へ、、
検診の日になると、日を追うごとにダブって見えるのは悪化し、術前と変わらない状態に戻っていました。
先生に術後に改善は見られたが手術前の状態に戻っていることを説明します。
先生は困った表情で、例の如く各検査を行い問診へと移ります。
先生からの説明では
・術後の経過としては問題ない(感染症や眼球への傷等)
・しかし、レンズがまたずれているように見える
・ICLのレンズを入れる空間に対してレンズのサイズが小さいのが原因と思われる
・大きさを変えたレンズと入れ替える手術が必要だと思われる
等と説明されます。
見え方からしてうっすらと想像はついていましたが、内心はやっぱりなという思いです。
再々手術の可能性に苛立ちを隠せない私は
・レンズのサイズはそもそもの検査のミスによるものではないですか
・再手術の際にレンズの交換の必要性について聞いたはずですがどうなっているんですか
等と不満を述べました。
日程調整の手間や、レンズの交換等の打診は行なっていたので、、つい言ってしまいました、、
すると、先生は
・大抵の人はサイズの交換はなく問題は起きない
・今まで数え切れないほどの手術をしてきたが今回のような状況は数例のみである
・レンズの交換の手配をするので再度手術を受けてほしい
・レンズのサイズを上げると眼球内の遊びの部分がなくなり、違和感を感じることがある
等と答えます。
予想どおりミスについては言及せず、あくまで特殊な症例であることを説明されます。
今回の経験から不具合の症例が少ないのは、再手術までのハードルが高く諦めている方が多いのではないかと思います。
正直、信用できない気持ちはありましたがそこで手術を受ける以外には手段はないので再手術を受ける日程調整を行います。
そして迎えた再々手術日です。
3度目ともなると段取りには余裕が出てきます。
が、再手術の時の痛みがよみがえり内心はかなりびびっています。
点眼麻酔を流されて入っているレンズを抜き取ります。
うまく表現するのは難しいですが、眼球の中から物を出されるのは気持ちのいい物ではありません、、
再手術と同様に脳に響くような痛みと共にレンズが抜き取られます。
今回はこれで終わりではなく、さらにもう一度レンズを入れます。
そして、今度はズレがないように入念に位置を調整してくれています。
しかし、レンズを触る時間が長いほど脳に響きます、、
我慢するしかないので耐えますが苦行です、、
実際の手術時間はそれほど長くないとは思いますが体感ではとても長く感じました。
というわけで無事?に再々手術が終わったわけです。
術後から約1年が経過しましたが、結論から言うと、問題なく生活ができています。
暗所では時折レンズの枠から瞳孔がはみ出すので、角度等によっては円形に乱視のような見え方がします。
これは正直、気になる人は気になると思います。
私は期間が経つに連れて徐々に気にならなくなってきました。
ハローグレア等も慣れれば大丈夫!
という話をよく見ますが気になることはなると思います。
しかし、どんな事にもメリットとデメリットはある物だと思いますので、諸々含めてどちらの選択をするのかは個人で判断するしかないと思います。
私は色々と苦労もありましたが、結果的にはICLの手術を受けて良かったと感じています。
これからICL手術を受けようと考えている方は、不安もあるでしょうが、大抵の人は不具合なく過ごせるようなので心配しすぎるのも良くないかもしれません(無責任ですみません、、)